会則


8. 査読規程

  • 2020年12月5日制定

(目的)

本規程は、学会誌編集委員会運営規則に基づき、学会誌『会計教育研究』への投稿原稿のうち査読希望の原稿に対する査読手続きを定めたものである。

(投稿原稿の形式審査)

編集委員会は、投稿原稿が執筆要領に基づいて作成されているかについて審査する。

(査読者の選定)

1原稿に査読者2名を割り当てる。査読者2名のうち1名は編集委員会から割り当てる。査読者の選定には専門分野・分析手法等を十分に考慮する。
選定された査読予定者に査読について事前伺いを行い、承諾がない場合には代替の査読者を選定する。代替の査読者から査読の承諾が得られない場合、編集委員会において査読を行う。
査読者に事故があった場合、編集委員会が査読を引き継ぐ。

(査読の方法)

査読の方法は、ダブル・ブラインド・ピアレビュー(double-blind peer review)とする。

(査読の基準)

査読は、研究の独創性(新規性)、信頼性(研究手法の妥当性)、貢献性(学界又は教育現場への貢献)、明瞭性(理解可能性及び引用等の適切性)等の各評価基準に基づいて行う。

(査読の結果)

投稿原稿の判定は次の5段階評価とする。
(1)無修正掲載可
 
(2)語句等の一部修正の上,掲載可
(3)趣旨に変更のない修正の上,掲載可
 
(4)趣旨に影響する修正が必要であり掲載は厳しい
(5)掲載不可
査読者は、査読の結果を査読結果報告書に明示し、査読の基準に基づいた判定理由と投稿者へのコメント(指摘事項)を付記した上で、編集委員長に査読結果報告書を提出する。

(査読の結果に基づく投稿原稿の取り扱い)

1査読者2名の査読の結果が前規定①の(3)以上の評価の場合、掲載仮決定論文として指摘事項について原稿の修正を求める。
査読者2名の査読の結果が前規定①の(4)以下の評価の場合、学会誌への掲載を不可とする。
査読者1名の査読の結果が前規定①の(3)以上の評価で、他の1名の査読者の査読の結果が(4)以下となった場合、第3の査読者を選定して査読を実施する。第3査読者の査読の結果が(3)以上の場合、掲載仮決定論文として上の①規定を適用し、査読の結果が(4)以下の場合、学会誌への掲載を不可とする。
統一論題投稿原稿の査読については、上の②または③の規定により査読論文としての掲載が不可となった場合、投稿者の了解を得たうえで、統一論題報告論文(査読無し論文)として学会誌に掲載する。

(改訂原稿の確認と掲載決定)

査読の結果に基づく改訂原稿については、査読者2名が確認し、修正が十分でない場合には当該事項についての再修正を依頼する。再修正の行われた改訂原稿については、原則、編集委員会が修正内容を確認する。ただし、編集委員会による再修正内容の適否の判断が難しい場合には、査読者の意見を伺うことができる。
査読者による改訂原稿の確認が終了したものは、編集委員会が学会誌への掲載の可否を決定する。

附則

本規程は、2020年12月5日より施行する。
本規程の改廃は、編集委員会においてこれを審議し、編集委員及び幹事の総意により決議するものとする。

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